2019/01/16 09:28



新年、最初の記事はこちらの一見ブルーに輝くネックレスです。


直径12mmのガラスドームにネコ耳キャップをかぶせてにゃんぱら堂らしく

仕立てたパーツが、ちょっと不思議な輝きを見せるアクセサリーです。

一見、オパールっぽいのですが、実はこれ、液晶なんです。


テレビやモニターは液晶の性質を使って発色させているのですが、

その中でもコレステリック液晶という液晶は、気温や見る方向、圧力などで

様々な色に見える液晶なんです。

メインの素材は実はセルロース(紙)の高分子結晶を特定の濃度に水で調整した
ものです。

薬を固めたり、食品に添加されたりとっても安全なものなのでご安心ください。


温度で色が変わる様子がこちら。

冬の朝、暖房を入れる前に冷え冷えの状態で撮影したものですが

上2つは手のひらで少し温めてあります。

このように、低温では紫から青→高温になると緑からオレンジ、更に赤みを

帯びるようになります。

中身の色が変わるわけではなく、光成分が選択されて私たちの目に届くもの

なのです。



店主がこの物質を、理科の実験のごとく(というか本当に実験です^^)錬成して

皆様にお届けいたします。

ちょっと魔法アイテムっぽいので「虹のスフィア」と名付けました。


最近の子の理科離れの噂も聞きますので、学校の先生向けに、話題作りにいいかもです。

あと、光に透かして見える光や、落とす影の色なんかも眺めているだけで楽しいですよ。




今回のお品は冬の日中、室内気温20度くらいで青く見えるように調整しております。

人肌にあたると、ブルーからグリーンに変化します。

また、とても粘性の高い性質なので多数気泡が見えますが、しばらくたって落ち着く
様子も面白いので、時間での変化もお楽しみくださいね。